テントサウナを楽しむ前に!チェックリスト付き「危険性とマナー」

最近、キャンプ場やビーチでテントサウナを目にする機会が非常に増えてきましたね。
テントサウナは簡単に誰でも楽しめる利便性がある一方で、一歩間違えれば命にも関わる危険性があります。
中には、テントサウナを購入したばかりで、知らないうちに危険行為をしてしまっている人や、マナー違反、見ていてヒヤッとするような設営の仕方をしている人を目にすることもあります。

安全にテントサウナを楽しむために、今回はテントサウナの危険性と最低限のマナーをご紹介したいと思います。
テントサウナを購入した人も、お友達のテントサウナに入りに行く予定がある人も、ぜひ一度目を通していただければと思います。

最初の確認〈場所選び編〉

まず最初にご確認いただきたいのは、テントサウナをして大丈夫な場所かどうか、ということです。
ビーチの中には火気厳禁な場所があったり、キャンプ場でもテント設営がNGな場所があったりします。
普段は使えるビーチでも、海水浴期間中はルールが異なるケースもあるので、事前にHPで調べたり、キャンプ場の場合は管理の方へ、ビーチや湖の場合は市役所や町役場、土木事務所など、管轄する部署へ確認をしましょう。
夜間は、水難事故の危険性も高まり、近隣迷惑にもなりますので、利用を控えましょう。

また、個人宅や私有地の場合も、煙が近隣住宅の迷惑にならないか事前にしっかり確認しましょう。

風や増水に注意!〈天候編〉

雨や風など自然の力は時に大きく、特に山や海沿いの天気は変わりやすいので注意が必要です。
強風時は絶対に使用しないようにしましょう。事前に天気予報を確認し、風速5m以上の予報の日は非常に危険なので
中止の判断をしましょう。

過去には、「強風時にペグをしっかり固定しておらず、テントが飛ばされそうになった」
「風でテントが煽られてストーブに近づき、テントが溶けてしまった」
「風でストーブが傾き倒れそうになった」
「川が急に増水して、非常に危険を感じた」
など、テントサウナユーザーさんの中では危険な事例もいくつか発生しているようです。

また、天気がいいからと言って安心はできません!数日前に大雨が降っていたりすると、天気はいいのに川は増水している、ということもあります。川が増水していたり、流れが早くなっている場合は非常に危険です。
事前にキャンプ場に増水の様子を確認したり、天気をこまめにチェックするようにしましょう。

(Check!!)
・風や天気予報を事前にチェック
・風速5m以上の予報の日は使用しない
・風がない日でも重しを置くのではなく、ペグとロープをしっかりと固定!
・雨予報の場合は増水に注意!
・天気が良くても増水の危険性があることを知り、しっかり確認する

河原の石はダメ!ゼッタイ!〈設営編〉

設営をしっかりできるかどうかで、その後の危険性が大きく変わってきますので、
面倒がらず、しっかり確認をしながら設営をしましょう。
特に煙突部分は緩みがあると一酸化炭素中毒の恐れがあるので、注意しましょう。

(Check!!)
・設営する際には、ストーブの転倒がないように、できるだけ平な場所を選ぶ
・床が芝生などの可燃性のものがある場所では、スノコを敷くなど工夫する
・ストーブにテントが触れないようにしっかりロープを固定する
・一酸化炭素中毒に注意。チェッカーを置いたり、通気口がある場合は必ず空ける
・煙突の連結部分は要注意!緩みがないようしっかりと繋ぐ
・外から見て煙突がまっすぐ伸びているか、傾きがないか確認する
・サウナ内の椅子のグラつきや故障がないか確認する
河原の石は破裂の可能性があるので、絶対に使用しない。(サウナストーンを使う)

一酸化炭素中毒は死亡事例もあり!〈火入れ編〉

しっかり設営できたら、次は火入れですね。テントサウナにおいて、火の扱いは最も危険性が高く、細心の注意が必要です。特に一酸化炭素中毒は、重症な場合死亡例もありますので、一酸化炭素チェッカーは必ず設置するようにしましょう。

(Check!!)
・火入れする前にストーブの破損がないか、煙突がしっかり連結しているかもう一度確認!
・流木など、乾燥した薪以外のものを入れない
・火入れ作業は必ず耐熱手袋を着用する
・煙が逆流したら危険!速やかにテントから出て換気する
・ストーブの窓を開けたまま放置しない
火がつかない場合にオイルや可燃性物質を薪にかけない
(薪は火付け用の細い薪も用意しておくと、簡単に火がつくのでおすすめです。)

脱水症状に注意!〈サウナ中編〉

サウナ中は気持ちよくて細かいことは考えられないと思いますので、サウナ中にも危険があることを認識した上で、
安全に楽しめるように事前に準備をしましょう。

(Check!!)
医師にサウナを禁止されている人や、高血圧、心臓疾患、妊娠中の人がいないか確認する
・アクセサリーは高温になる可能性があるので事前に外しておく
・水着は金具のないものを着用する
発火の危険性があるので、アロマオイル原液を直接ストーブにかけない
・ストーブの火傷に注意!定員を超える利用は避ける
・こまめに水分補給をして脱水症状に注意する
・天気が悪化した場合は、速やかにテントから出て撤収を始める
・子どもだけで利用しないようにする
・近くに子どもがいる場合は、誤ってサウナに入らないように保護者の方へ危険性を伝えておく

流れや急な温度変化に注意!〈水風呂編〉

まだ危険性の話なの?と思ったあなた、もう少しだけお付き合いくださいませ。次は水風呂のお話です。
自然の力は想像以上に大きく、「大丈夫だろう」と思っても簡単に流されてしまうこともあるので、注意しましょう。また、川や海では石や貝殻などで足を切ってしまう恐れもあるため、サンダルなどの着用をお勧めします。

(Check!!)
・川や湖、海を水風呂として利用する場合は、流れ、深さなど、安全を確認しておく
・流れが早い日、増水している日は利用しない
・海や湖を水風呂にする場合は、サーフィンやSUPなど他のアクティビティを楽しんでいる人との接触に気をつける
海を水風呂にする場合は、離岸流に注意する
・川を水風呂にする場合、ダム放流のサイレンがなった時はすぐに撤収をする
浅い水場や飛び込みを禁止されているエリアでは飛び込みをしない
・冬場はヒートショック現象に注意する
・夜間は水難事故につながりやすいため利用しない
・子どもも一緒に楽しむ場合は、必ず保護者が一緒に入るようにする

片付けも気を抜けない!〈撤収編〉

ラスト2つです!!最後は結構注意が漏れがちな撤収編。撤収作業にも実は一酸化炭素中毒の危険性があります。

(Check!!)
・燃焼中の薪を出すことは非常に危険!しっかり燃え切るまで待つ
・ストーブ内部の薪、燃えカスは炭壺に入れて、専用の捨て場がある場合はそこに、ない場合は冷却し持ち帰る
・サウナストーンを急に冷却すると割れてしまうので、冷めるまで待つ
・サウナストーンやストーブを触るときは耐熱手袋を利用する
撤収中も一酸化炭素中毒の危険性あり!ストーブの窓を開けたままにしたり、炭や薪をテント内に放置しない
・テントを外すときは、ストーブやストーンに触れないように注意する

来た時よりも綺麗にが合言葉!〈マナー編〉

最後は危険性よりもマナーのお話。これはテントサウナに限らずですが、複数の人が利用する場所は、「来た時よりも綺麗にする」ことが大切です。ゴミをそのまま放置したり、炭をおいて帰ったりしないように、周りの人が気持ちよく利用できる配慮をしましょう。

(Check!!)
・ゴミは持ち帰る(キャンプ場に捨て場がある場合はそちらへ)
・薪の燃えかすや灰は鎮火して持ち帰る(キャンプ場に捨て場がある場合はそちらへ)
細かい燃えかすを砂浜や川辺に放置しない(裸足の人が近くにいると非常に危険です)
・大声を出さない
・キャンプ場やビーチのルールに従う
・他の利用者に配慮して利用する

いかがでしたでしょうか。テントサウナが普及してきた今だからこそ、正しい知識やマナーがないと事故やトラブルに繋がる危険性があります。こちらにある危険性やマナーはほんの一部に過ぎませんが、これからテントサウナを始める方、お友達とテントサウナを楽しむ予定がある方は、ぜひ記事を参考にしながら安全に楽しんでくださいね!

この記事を書いた人

Miki

湘南在住。サウナとサーフィンが趣味のサウファー。千葉県でサウナ施設「Ranta」を経営。