「銭湯」「スーパー銭湯」「スパ」はよく聞く言葉ですが、違いは分からないという方も多いのでは?この記事では毎週銭湯に通う筆者が、施設の違いや特徴を解説します!違いを理解して自分に合った施設を探してみましょう。
目次
町のお風呂屋さん 銭湯
銭湯とは「銭(ぜに)を払って入るお湯」という字のごとく、施設利用料を払って入浴する公衆浴場のことです。
銭湯は浴槽と洗い場、それから脱衣所だけというシンプルな作りが特徴。また、各都道府県ごとに上限価格が決められているため、400~600円とお財布にやさしい料金設定がされています。老若男女問わず、みんなが楽しめる空間です。
ちなみに銭湯が一気に増えた江戸時代では、混浴が主流だったそうですよ!文明開化を経て、明治時代から今の男女別の形式へと変わっていったそうです。
エンターテインメント性抜群! スーパー銭湯
スーパー銭湯はサウナやジャグジー、岩盤浴、露天風呂など充実した入浴設備、さらにお食事処や理髪店なども併設されているなどバラエティーに富んだ施設です。マンガ、カラオケ、卓球とお風呂以外にも楽しいことがたくさんあるので、テーマパークのように丸一日過ごすことができます。
楽しい時間の裏腹、1日2000円前後と利用料がやや高くなることがデメリットです。銭湯とは違い、価格に関する規定がないので施設により変動します。
心身の健康をサポート スパ
国際スパ協会によると、スパとは「心、身体、霊性の回復を促進する様々なプロフェッショナルなサービスを通じてトータルな健康を促進するために寄与する」と定義されています。
スパは元々ヨーロッパで医療として活用されてきました。しかし現在は、アロマセラピーやマッサージなど心身の回復をサポートをする施設の総称で使われています。
スーパー銭湯と明確な違いはなく、マッサージ、エステが併設されていて、リラクゼーションの要素が多い施設がスパと呼ばれることが多いです。お風呂やサウナで疲れをとり、さらにマッサージしてもらうと、宙に浮いたかのように身体も気持ちもほぐれますよ。とにかく癒されたい!という人はスパと書いてある施設がオススメです。
特徴 | 金額 | こんな時にオススメ | |
銭湯 | 浴槽と洗い場、脱衣所だけというシンプルな作り | 400~600円 | 日々の入浴に |
スーパー銭湯 | サウナ、岩盤浴、マンガやお食事処など エンターテインメント性のある施設 | 2000円前後 | いろいろなお風呂を楽しみたい、 1日中過ごしたい |
スパ | マッサージ、エステなど癒しの設備が充実 | 2000円前後 | 疲れをとりたい まったり過ごしたい |
話題沸騰!今行きたい銭湯、スーパー銭湯、スパはここ!
【銭湯】ひだまりの泉萩の湯
マンションの1階~4階のすべてが銭湯という、スーパー銭湯にも負けないレベルの銭湯。
ただしサウナの利用は別料金です。といっても平日200円、土日祝日でも250円とお財布にやさしい価格で、広々としたドライサウナを楽しめます。
さらに嬉しいポイントが、併設されているお食事処でのクラフトビール!お風呂、サウナの後のビールは、一段と美味しいですよね。心もお腹も満たされる銭湯です。
ひだまりの泉 萩の湯
所在地: 〒110-0003 東京都台東区根岸2丁目13−13
電話: 03-3872-7669
https://haginoyu.jp/%e3%81%8a%e5%ba%97%e6%a1%88%e5%86%85/
【スーパー銭湯】杉戸天然温泉 雅楽の湯(うたのゆ)
nifty温泉 年間ランキング連続総合1位を獲得した実力派スーパー銭湯。地下約1500mから湧き上がる生源泉を加温・加水をしないでそのまま流し込んだ内風呂、など9種類のお風呂が楽しめます。
人気の秘密は、お風呂だけではありません。雅楽の湯のさらなる魅力は、まるで旅館⁉と錯覚するほどきれいなお庭です。緑豊かな景色を眺めながら入る露天風呂は、至福の時間になるでしょう。
杉戸天然温泉 雅楽の湯(うたのゆ)
所在地: 〒345-0036 埼玉県北葛飾郡杉戸町杉戸2517
電話: 0480-53-4126
https://utanoyu.com/
竜泉寺の湯 名古屋守山本店
竜泉寺の湯 名古屋守山本店の最大の魅力は名古屋の街を一望できる露天風呂!特に夜は夜景×ライトアップでとっても幻想的な雰囲気に。
もちろん、スパとしての設備も充実。フットケア、あかすり、オイルトリートメント、骨盤ストレッチなど多様なリラクゼーションがそろっているので、その時のお悩みに合わせた施術を選ぶこともできますよ。
竜泉寺の湯 名古屋守山本店
所在地: 〒463-0801 愛知県名古屋市守山区竜泉寺1丁目1501
電話: 052-793-2601
https://www.ryusenjinoyu.com/moriyama/furo/
気分にあった施設を楽しもう!
銭湯、スーパー銭湯、スパの違いを解説しました。各施設がそれぞれ特徴を生かして、私たちに癒しを与えてくれます。
サクッとお風呂に入りたいときは銭湯、1日中楽しみたいときはスーパー銭湯など、気分に合わせて施設を巡ってみてくださいね。
参考文献
江戸ガイド https://edo-g.com/blog/2015/11/ofuro.html/nihon_enseiki_konyoku_l
一般社団法人日本スパ協会 https://www.j-spa.jp/spa.html
All About 温泉と銭湯、スーパー銭湯、スパ…それぞれの違いとは? https://allabout.co.jp/gm/gc/477001/